夜帝女王
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子供の頃の階段のおじさん
そのおじさんは、いつも我が家の階段にいた。

いつも目をオレンジ色に光らせて、
夜中の我が家の階段を登ろうとしていた。

そして私の腕を掴もうとしていた。

だって、おじさんは唯一私がおじさんを見れることを
分かったようだから。

皆にそれを言うのだけれども、
誰一人として子供の私の言うことなんか理解しない。

夜中にそれを母親に伝えに行くけれども、
私が寝ぼけてると思ってた。


そのおじさんは、ハンチング帽を被ってて、
競馬新聞もってた。

でも、幼い私は知っていた。

それはそのおじさんの生きていた頃の姿だって。

誰に言っても、気味悪がるばかりで信じない。

だから今ココに書いて置こう。

そのうちわかるかもしれないから。

でも、あのおじさんはもうあっちの世界に行ったみたいだ。

よかった。

あっちの世界であんまりいい思いはしてないみたいだけれども、取り合えずこっちよりはましだろ?

でもさ、あのオバサンはまだ私の家に居るみたいだ。

みんなもう、早くお帰りよ。

皆の話を聞くのは疲れちゃった。

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